無料低額宿泊所とは③

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前回は施設入居から面談、そして生活保護の決定までを書きました。今回は私の無料低額宿泊所で生活している入居者の毎日を書いていこうと思います。

食事について

私の施設では食事の提供を一日三食365日行っています。一日に何食を提供するのかの部分については、運営する無料低額宿泊所によって違いがあり一日二食、日曜祝日は無しという施設もあります。

ただ無料低額宿泊所に入居される多くの方が、金銭管理に問題があると思っています。生活保護受給日の後すぐにお金を使い果たしてしまう方、こういう方はギャンブルをされる場合が多いです。(別にパチンコやスロットをやることを咎めているわけではないです。)

ギャンブルをされない方でも、タバコを吸われる方や飲酒される方もいらっしゃいます、そういった嗜好品も年々値上がりが続き中々月末までお金を残すことは難しいです。

このような状況の中で、日曜祝日に食事の提供の無い施設で生活されている方を炊き出しで頻繁に見かけます。

無料低額宿泊所に入居しているのに炊き出しに来ている…。本来炊き出しとは住む場所もなく食べ物に困っている方向けではないのでしょうか?ホームレスの数自体が減っている現在、本来の趣旨以外の方達にも来てもらわないと開催できなくなるのでしょうか?

他の無料低額宿泊所でも、食事は日曜祝日関係なく提供してほしいなと個人的には思っています。

入浴について

私の施設では毎日の浴場を可能としています。しかし毎日入浴する方もいれば二日に一度、一週間に一度…。不衛生になると良くありません、あまりにも入浴したがらない方は説得して何とか入浴してもらっています。

また65才を超えた方で体力的に入浴が難しくなった方は、デイサービスで入浴を利用してお願いするなどあの手この手で。

入浴したがらない人が一定数います。食事の前に手を洗わない方もいます。今はコロナ以降、手を消毒してから食堂に入って頂くようになりましたが、集団で生活している以上は入浴も手洗いもしっかり行うという意識を身に付けて頂きたいです。

一般社会でもそういった方はたくさんいらっしゃると思いますが、こういった施設はそういった人達が集まりやすい場所でもあります。

 

つづき→無料低額宿泊所とは④

 

 

※当ホームページに記載されている内容は実際に管理人が体験した経験談ではありますが、地域により同じ手法が通用しないことがあります。実際に私が施設長をしている無料低額宿泊所がある都市でも、区が違えば対応も違うことが多々あります。知的好奇心を満たす読み物としてご理解頂きますようお願い申し上げます。

生活保護な人たち 管理人

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